【1】『がたん ごとん がたん ごとん』 安西 水丸/作
シンプルな繰り返しが楽しい汽車の絵本

走る汽車に哺乳瓶、コップ、りんご、猫などが次々に乗り込みます。どれも赤ちゃんに馴染みのあるものばかりです。「がたんごとん」「のせてくださーい」と同じ文句が繰り返されます。
シンプルな展開ですが、「のせてくださーい」と言うと必ず乗せてくれるところに安心感があります。赤ちゃんから幼児まで、幅広い年齢の子どもの心をとらえる内容です。
色数を抑えあっさりした絵は鮮やかな色彩のコントラストが際立ち、赤ちゃん期から目でも楽しめる絵本になっています。
性別、年齢を問わず不動の人気を誇るベストセラーですが、電車好きな男の子にはとくにおすすめです。
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【2】『ひこうき』 バイロン・バートン/作・絵 こじままもる/訳
いろいろな飛行機が生き生きと描かれます

大勢のお客を乗せたジャンボジェット機が空を飛んでいきます。水上飛行機やヘリコプターなど、いろいろな種類の飛行機も登場します。
ジェット機は空港に到着したら整備をされ、再びお客を乗せて飛び立ちます。飛行機のお客や働く人々の描写から想像がふくらみます。
作者のバートンはアメリカのテレビ業界で活躍したデザイナー。独特の簡略化された絵ときれいな色合いは小さな子どもの心をとらえ、そのデザイン性は大人にとっても魅力的です。
本のサイズが小さめなので赤ちゃんの手にもぴったり、おでかけに携帯するのにも便利です。
飛行機を題材にした小さい子向けの絵本は案外少ないので、飛行機が好きな男の子にはいちばんにおすすめしたい1冊です。
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【3】『ぱくぱく』 もも/作・絵
可愛らしい絵と擬音語で赤ちゃんにも好評

虫の赤ちゃんが大きくなって成虫になるまでを、表情豊かな絵と擬音語擬態語で表現した絵本です。
「ぱくぱく」食べて「ぐうぐう」眠って・・・言葉がシンプルで少ないので、小さな子でも飽きずに楽しく聞くことができます。
成長するにしたがって文字も大きくなるので、読み聞かせのときは次第に声も大きくしていくと盛り上がりそうですね。
幼虫からさなぎ、成虫へと変身するのもおもしろく、子どもの興味をひきます。何の虫になるのかは、最後までわかりません。
巻末にはカブトムシの成長過程について解説されているので大人も楽しめます。虫に興味が出てきた男の子におすすめの絵本です。
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まとめ
同じ言葉を繰り返したり、はっきりした色合いの絵を楽しんだり。絵本を介して、親子の楽しいふれあいをすることができますね。
この絵本をきっかけに、実物の電車や飛行機、虫を見にお出かけするのも楽しいですよ。
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