出産準備で考えておきたい「授乳」のこと
授乳は、赤ちゃんとの生活が始まったその日から

出産に向けて必要なものをそろえる中で、意外と考える機会が少ないのが「授乳」についてです。でも実は、赤ちゃんとの生活が始まった瞬間から必要になるのが授乳。出産準備の大切な一部として、あらかじめ授乳についての知識や必要なアイテムを知っておくことで、赤ちゃんとの新生活をより安心してスタートできますよ。
授乳スタイルを考えよう

完全母乳
赤ちゃんの栄養を母乳だけでまかなうスタイルです。メリットは、母乳には赤ちゃんの免疫力を高める成分が含まれていることです。ただし、母乳の出具合には個人差があり、出産直後からスムーズに出ない場合もあることを知っておきましょう。
混合栄養(母乳+ミルク)
母乳とミルクを併用するスタイルです。母乳が十分に出ないときや、パパや祖父母にも授乳を手伝ってもらいたいときに便利です。
ミルク育児
育児用ミルクを中心に赤ちゃんを育てるスタイルです。母乳が出にくい場合や、ママの体調・仕事の都合などでこちらを選ぶケースもあります。
どの授乳スタイルを選んでも、それが「正解」です。赤ちゃんとママにとって最適な方法を選びましょう。そして、当初の計画から変更することになっても大丈夫。パートナーや家族とも話し合って柔軟に対応していくことが大切です。
授乳に必要なものの準備リスト

授乳用品は、母乳育児、混合栄養(母乳+ミルク)、ミルク育児のいずれの方法を取るかによって、準備するものが異なってきます。
上のリストは代表的なものをあげていますので、誰にでも全てのものが必要なわけではありません。それぞれの育児方法に応じたアイテムを揃えましょう。
「もしも」のためにミルクを準備しておくことをおすすめ

完全母乳で育てたいと考えていても、生まれたばかりの赤ちゃんのために、ミルクの準備はしておくことをおすすめします。その理由は3つあります。
母乳が十分に出ないことも
出産直後は母乳の出が安定しないことも。そんな時にもミルクがあれば安心です。
授乳を分担できる
ママだけでなく、パパや祖父母も積極的に授乳に参加できます。
災害時の備えに
災害時など、もしものときにも赤ちゃんの栄養を確保できます。
ミルクには粉タイプ、キューブタイプ、液体タイプなど種類があり、それぞれ使い勝手が異なります。いくつかのタイプを試してみて、自分たちの生活スタイルに合ったものを見つけるのもいいでしょう。
先輩ママに聞いた!授乳お悩みTOP3を発表!
ママたちが直面したお悩みは…?

いざ、授乳が始まったら、どんなお悩みがあるのでしょうか。今回は、授乳のお悩みについて、コズレ会員の先輩ママパパにアンケートを実施。さまざまな本音を聞いてみました。
1位:母乳の量が足りているか不安(約35%)
2位:授乳中の自分の食事や栄養が気になる(約25%)
3位:夜間の授乳・ミルク作りが大変(約24%)
多くのママたちが「これでいいのかな?」と不安を感じながら授乳と向き合っていることが分かります。特に初めての育児では、赤ちゃんがどのくらい飲んだのかが目に見えない母乳だからこそ、不安が大きくなるもの。
でも大丈夫。同じような悩みを持っていた先輩ママもたくさんいて、少しずつ赤ちゃんと息が合ってきたという声が多く寄せられています。あなたもきっと、少しずつ自分なりのペースで進めていけるはずですよ。
完全母乳でなくても母乳に近い栄養バランスならOK

母乳は、赤ちゃんにとって理想的な栄養源。でも、体調やライフスタイル、さまざまな理由で「完全母乳が難しい」と感じるママも少なくありません。
そんなときは、無理をせずミルクや混合栄養を選ぶことも大切な選択肢の一つです。最近では母乳に近い栄養バランスの粉ミルクも多く、赤ちゃんの成長をしっかりサポートしてくれます。
「完全母乳じゃないといけない」と思い詰めず、赤ちゃんの健やかな成長と、ママの心と体のゆとり、どちらも大切にしていきましょう。
管理栄養士に聞く!赤ちゃんの栄養Q&A
明治の管理栄養士さんに聞いてみました!

左/株式会社 明治 管理栄養士 林美有紀さん、右/同 石井礼菜さん
初めてママの不安の多くは、たくさんの先輩ママたちが経験してきたもの。ここからは、赤ちゃんの栄養について頼れる専門家、明治の管理栄養士さんから、ママたちにアドバイス!育児経験者でもある栄養士さんが、現場のリアルな声に寄り添いながら、栄養に関する疑問に丁寧に答えてくれますよ。
完全母乳を目指していたけど、想像以上に大変…方向転換してもいいの?
市村さん 完全母乳を目指していましたが、あまりに頻回なので挫折しそうです。
林さん 努力はしたけど、想像以上に完全母乳は大変だった!という方もいらっしゃいます。 そのような場合は、悩まずにミルクと併用してみましょう。0〜8ヵ月の赤ちゃんの36%が母乳とミルクの混合栄養、20%がミルクだけで育てられています(※1)。多くのママもミルクを使っているので安心してくださいね。 ※1 明治飲用パターン調査
授乳のたびに泣いてしまう…もしかして飲めていない?
こうたろうママさん ムラ飲みをしたり、授乳のときにのけ反って泣いてしまったりして十分な量が飲めているのか不安です…
石井さん おっぱい不足かどうかを見分ける指標は、赤ちゃんの体重です。生理的な体重減少のあと、2~3ヵ月ごろまでの赤ちゃんは、1日平均30g程度、体重が増えていくのが標準なので、定期的に測ってみるといいでしょう。 まずは便や尿はよく出ているか、体調不良がないかを確認し、赤ちゃんが元気で体重がよく増えている場合は無理に飲ませようとしなくても大丈夫です。
授乳中の自分の食事、何に気をつければいい?
なのママさん 赤ちゃんのお世話に追われて、自分の食事はおざなりになりがち。母乳に影響がないか心配です。
林さん 母乳はママの血液中を流れる成分から作られます。赤みの肉・魚、貝類、納豆など、鉄分を多く含む食品を摂りましょう。 授乳中はママの骨量が低下します。骨をつくるカルシウムをとるために、牛乳や乳製品や小魚などを多めに食べるようにすることが大切です。 また、母乳育児の場合、エネルギーは非妊娠時より1日350kcal多めが目安です。
赤ちゃんが便秘気味。どうしたら良い?
大西さん 赤ちゃんが便秘気味で心配です。授乳に何か原因がありますか?
石井さん 赤ちゃんの便は、毎日出なくても心配ありません。また同じ赤ちゃんでも便の様子は授乳や離乳食の進み方、月齢によって変わってきます。機嫌がよく、体重の増え方、お乳の飲み方が順調で、それなりに便の出るリズムがあれば心配はありません。母乳やミルクの1日総量が少ないための便秘も考えられます。4日以上出ない場合や、苦しそうな場合は医師に相談しましょう。
ミルクの作り置きはOK?夜中の時短テクってある?
ほしのさん 夜中の授乳に素早く対応できるようにしたいです。ミルクを作り置いても大丈夫ですか?
林さん 調乳したミルクは2時間以内に使用し、口を一度つけたミルクはすぐに破棄してください。 夜間の授乳には、調乳なしで与えられる液体ミルクが便利です。ほほえみらくらくミルクなら、アタッチメントを付けるだけでそのまま飲ませることができます。
ママと家族の育児応援サイト「ほほえみクラブ」では、育児に関するコラムやミルクの使い方など、赤ちゃんとの毎日に役立つ情報が満載です。こちらもチェックしてみてくださいね。
栄養面も使いやすさも優れた「明治ほほえみ」
母乳をお手本にした栄養設計

『明治ほほえみ』は、40年以上にわたる母乳の研究と、延べ20万人以上の赤ちゃんの発育調査に基づいて開発された粉ミルクです。母乳に含まれる多様な栄養素を分析し、その一つ一つを母乳に近づけるよう、丁寧に栄養設計が行われています。
選べる3つのタイプで毎日の育児をサポート
『明治ほほえみ』は、育児スタイルやシーンに合わせて選べる3つのタイプをご用意しています。
大容量で安心の粉タイプ
大容量で家計に優しく安心。量の調整がしやすく、コスパ重視の方におすすめ。
夜中の授乳に◎キューブタイプ
軽くて持ち運びやすく、計量不要で簡単。夜中の授乳でも使いやすい。
外出時や災害時にも!液体ミルクタイプ
開けて注ぐだけでそのまま飲める。急いでいるときや災害時にも頼れる存在です。
ママや赤ちゃんの体調やライフスタイルに合わせて、使い分けができますよ。
多くの病産院でも選ばれている信頼性

『明治ほほえみ』は、その高い品質と40年以上にわたる研究実績から、多くの病産院でも採用されている粉ミルクです。初めてミルクを使うママ・パパにも安心して選ばれています。
まとめ
赤ちゃんの栄養にまつわる不安や悩みは、決してひとりだけのものではありません。多くのママたちが同じように迷いながら、少しずつ自分らしい育児スタイルを見つけています。
母乳でも、ミルクでも、赤ちゃんが健やかに育つための方法は一つではありません。パートナーや周囲の人、便利な『明治ほほえみ』を活用しながら、ママも赤ちゃんも笑顔で過ごせる毎日をめざしていきましょう。
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