離乳食スプーンはいつから、どんな風に使う?
離乳食後期|手づかみ食べがはじまり、スプーンの練習も始まる
離乳食後期になると、赤ちゃんが少しずつ手づかみ食べに興味を持つようになります。
「食べる」と簡単に言っても、赤ちゃんにとってはむずかしい動作です。目と手と口、それぞれを上手に連動させて、はじめて食べられるようになります。
赤ちゃんは手で食べることにチャレンジします。自分で「食べることができた!」という喜びが、「食べることは楽しい!」と感じられ、スプーンやお箸を「自分で持ってみよう!」という意欲につながります。
まだまだ手の発達は未熟なのでつかむ、にぎる形でスプーンを持ちます。うまく使えなくても大丈夫です。
離乳食完了期|自分でスプーンを使うように
本格的にスプーンの練習をはじめるのは1歳~1歳半ごろの離乳食完了期です。手から口へという流れを上手にできるようになる頃です。
この頃になると、「自分でやりたい!」と、いろいろな事に挑戦する場面が増えてきます。
すくいやすいフチのあるお皿を使ったり、フォークで刺しやすい食材に挑戦したりと、食事の時間に余裕を持ち、スプーンを持つ機会を多めに作ると良いでしょう。
まだ赤ちゃん自身が1人で完璧に使えないので、ママパパが引き続き使えるように、スプーンを複数用意しておくのも手です。
離乳食スプーンの選び方
成長に合わせたデザインを選ぶ
離乳食は時期によって食事の形状が異なります。離乳食の進み具合や赤ちゃんの発育に合わせた、使いやすいデザインを選びましょう。
それでは、時期別の選び方ポイントを詳しく見ていきましょう。
離乳食初期
・スプーンの先端が、子どもの口角の1/2~2/3のサイズ・フチがなめらか(口唇への抵抗がない厚さ)
・唇で取り込みやすい深さ
・ペースト状の離乳食がすくえて、大人が持ちやすいデザイン
離乳食中期
・初期よりも少し大きめ、深めサイズ・厚さは薄い方が口に入れやすい
離乳食後期、完了期
・子どもが食材を口に入れやすい形状・5本の指で上からも下からもしっかり握れる柄の長さ
素材で選ぶ
離乳食スプーンの素材は、シリコン、プラスチック、木、ステンレスのものが多いです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
シリコン
初めてのスプーンにおすすめ・やわらかい素材なので、赤ちゃんの歯茎を傷つけにくい
・口当たりが優しく、違和感も少ない
・軽くて扱いやすい
・色移りしやすい
プラスチック
離乳食初期~完了期まで使用可能・口当たりが良い
・軽くて丈夫
・歯などで噛むと傷がつきやすい
・色移りしやすい
木
離乳食初期~歯が生え始めるまで使用可能・口当たりが良い
・歯などで噛むと傷がつきやすく、雑菌が発生することも
・カビ予防のため、水洗い後はよく乾燥させる
ステンレス
離乳食後期~幼児食におすすめ・耐久性に優れている
・熱伝導が良いので、食材の温度が赤ちゃんに伝わりやすい
・食材の色移りが少なく、傷がつきにくい
お手入れしやすいものを選ぶ
離乳食のスプーンは、赤ちゃんの口に含むものなので、毎回きちんと洗浄をして乾かし、清潔に保つことが大切です。
スプーンは、食後すみやかに食器用洗剤で洗いよくすすぎます。しっかりと乾燥させておくと、雑菌が繁殖しにくくなります。
週に1度は、素材に合わせた方法で消毒をしておくと安心ですよ。
また、お手入れが簡単に済む食洗器対応のものや、電子レンジ・薬液消毒ができるものもおすすめです。
離乳食初期からおすすめのスプーン
テテオ teteo フィーディングスプーン|コンビ

離乳食を始めたその日から使えるスプーンです。2本入っており、1本は離乳食初期用、スプーンを舌で押し返そうとするのを防ぐことができます。すんなりと赤ちゃんの口におかゆを運べますよ。
もう1本の離乳食中期用は、口を閉じて食べられるようになる7ヶ月頃から使用可能です。使い分けの時期が分かりやすいので、初めてでも安心です。
おすすめ機能
・食洗器対応・煮沸、電子レンジ、薬液消毒可能
・携帯に便利なケース付き
この商品の基本情報
*参考価格:¥660口コミ


食べるnoおうえん はじめてのフィーディング|ピジョン

こちらのスプーンは、赤ちゃんの口に最適な形と深さになっているので、離乳食開始時期の赤ちゃんでも、こぼさずに食べることができます。
ペースト用とスープ用の2本セットで、どちらも赤ちゃんの口に入りすぎないようストッパーがついています。
生えかけの乳歯に当たっても安心な素材で作られているのも、うれしいですね。
おすすめ機能
・煮沸消毒、電子レンジ、薬液消毒可能この商品の基本情報
*参考価格:¥441口コミ


エジソンのはじめて使うスプーン|エジソン

離乳食初期や中期でもスプーンを持ちたがる赤ちゃんには、柄が長いスプーンは顔にあたってしまう危険があります。
しかし、こちらのスプーンなら、スプーン本体が短いので誤って喉をつく心配がありません。また、食べこぼしを防ぐキャッチャーがついているため安心して使えますよ。
おすすめ機能
・食洗器対応・煮沸消毒、電子レンジ消毒可能
この商品の基本情報
*参考価格:¥715口コミ


新はじめてのカトラリーセット|ののじ

こちらは日本で製造され、グッドデザイン賞を受賞したカトラリーセットです。保育現場でも使われており、ステンレス製ながら、口当たりの良さが好評で、離乳食初期から利用することができます。
初期に最適な量がすくえ、自分で食べるようになる頃まで長く使うことができます。
おすすめ機能
・食洗器対応・煮沸消毒可能
この商品の基本情報
*参考価格:¥2,277口コミ


離乳食後期からおすすめのスプーン
おでかけランチくん にぎにぎスプーン・フォーク|リッチェル

赤ちゃん自身が持ちやすい角度がついたスプーンとフォークのセットです。握ったままでも口に運びやすく、持ち手はやわらかくすべりにくい素材です。
もちろん、大人も食事をあげやすいデザインなので、人気の高いアイテムです。
おすすめ機能
・煮沸消毒、電子レンジ、薬液消毒可能・携帯に便利なケース付き
この商品の基本情報
*参考価格:¥660口コミ


Tot フォーク&スプーンセット|OXO

スプーンの持ち手部分に滑り止めがついているので、深いお皿に落ちにくく、テーブルなどでも転がりにくいのが特徴です。
また、尖った部分が少なく、小さな手でもしっかりと握ることができる形状なので、安心して持たせてあげられますね。
おすすめ機能
・食洗器対応この商品の基本情報
*参考価格:¥1,100口コミ


ベビースプーン&ベビーフォーク|高桑金属

日本で製造されているステンレス製のカトラリーです。持ち手が輪っかになっていて、赤ちゃんが握りやすく食べやすい構造になっています。
力が伝わりやすく思い通りに動かせるので、よく食べるようになったという声も聞かれます。
おすすめ機能
・食洗器対応この商品の基本情報
*参考価格:¥880口コミ


まとめ
離乳食スプーンをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。赤ちゃんが初めて口にするファーストスプーンから、1人食べを応援するスプーンまで、たくさんの種類がありますね。
スプーンを替えたら前より食べるようになったという声も聞かれます。
1つのスプーンにこだわりすぎず、赤ちゃんの成長や好みに合わせて、いろいろな素材やデザインのものを使ってみるのもおすすめです。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。