目次
- ▼調理に便利!しらすを離乳食に取り入れよう
- ▼しらすに含まれる栄養は?
- ▼しらすを食べさせる際の注意点
- ▼しらすの選び方
- ▼しらすの調理法/下ごしらえ方法
- ▼しらすとちりめんじゃこの違い
- ▼しらすを使ったおすすめの離乳食中期レシピをご紹介します!
- ▼【1】離乳食中期後期 簡単 ほうれん草の白和え
- ▼【2】赤ちゃん大好き!納豆うどん(離乳食中期)
- ▼【3】簡単離乳食中期~しらすの炊き込みご飯
- ▼【4】離乳食*中期~しらすとわかめの海鮮粥
- ▼【5】離乳食★じゃがいもと納豆のおやき
- ▼【6】離乳食。しらす野菜スープ
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- ▼まとめ
しらすに含まれる栄養は?
赤ちゃんの成長に不可欠なカルシウムが豊富!

しらすは一匹一匹が小さいため、骨などを気にすることなく、頭からしっぽまで食べられます。そのため、しらすの栄養を余すことなく摂取することができるのです。そんなしらすに含まれる栄養素の中でも、特に赤ちゃんにとってうれしい栄養素をご紹介します。
《カルシウム》
小魚のしらすといえば、まずカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムといえば骨や歯を丈夫にしてくれるので、これからぐんぐん成長していく赤ちゃんにとって、必要不可欠な栄養素です。
この時期の赤ちゃんには、大人とほとんど変わらない量のカルシウムが必要だと言われていますので、離乳食で積極的に取り入れることをおすすめします。
《ビタミンD》
ビタミンDはカルシウムの吸収を高める働きがあります。しらすにはカルシウムとビタミンDの両方が豊富に含まれるので、しらすを食べることにより、効率よくカルシウムを吸収できる食材といえます。たくさん食べて元気にすくすくと成長してもらいたいものですね。
《DHA(ドコサヘキサエン酸)》
しらすは青魚のイワシの稚魚なので、「DHA」を多く含んでいます。DHAは、摂取することによって頭が良くなるとも言われている栄養素です。未発達な赤ちゃんの脳の成長も促進させる効果があります。
この栄養素は体内で作り出すことができないので、離乳食やママの母乳を通して摂取する必要があります。しらすで上手に赤ちゃんにDHAを摂ってもらいましょう。
ほうれん草との相性は○、大根とは×

しらすはどんな食材とも相性の良い万能食材です。おかゆに飽きてきた赤ちゃんには、塩味のついたしらすを混ぜれば味にアクセントをつけられます。
野菜と混ぜれば、野菜本来の味とマッチして食欲をそそります。様々な食材に合うしらすですが、中でもおすすめなのが「ほうれん草」です。ほうれん草には造血作用があり、しらすと合わせると脳の老化を防ぐとも言われています。
さて、しらすと大根おろしの組み合わせはよく知られていますが、意外にもこの2つは食べ合わせが良くありません。
その理由は、しらすに含まれる必須アミノ酸のリジンの吸収を大根が阻害してしまうためです。お酢やレモン汁をかけることで解決しますが、離乳食では取り入れない方が良いでしょう。
しらすの調理法/下ごしらえ方法
しらすの塩抜きの仕方
一般的な塩抜き方法は、まず鍋にお湯を沸かし、沸騰したらしらすを入れて湯がきます。1分ほど湯がいたら、ざるに取り出し水気を切れば完了です。
一気に塩抜きして小分けして冷凍しておくととても便利ですよ。また、少量のしらすを手軽に塩抜きする方法も2つあります。
一つは器にしらすを入れて熱湯を注ぎ、そのまま数分間つけておきます。その後茶こしにあけて、水気を切る方法。
もう一つは、小さめの耐熱皿にしらす、しらすがかぶるより少し多めの水を入れ、ラップをし、電子レンジで加熱する方法です。加熱時間はしらす小さじ1で1分程度は目安ですが、量によって加減してくださいね。
しらすとちりめんじゃこの違い
乾燥度によって名前が変わる!
「しらす」と「ちりめんじゃこ」にどちらも共通しているのは、カタクチイワシやマイワシなどの鰯の稚魚を使った食材であるということです。名称の違いは、乾燥度の違いです。
一般的には釜茹でしたのみの水分量75~88パーセントのものを「しらす(釜揚げしらす)」、釜茹で後に少し干した水分量65~72パーセントのものを「しらす干し」、じっくり干して乾燥させた水分率が35~50パーセントのものを「ちりめんじゃこ」と呼びます。
ちりめんじゃこは固いため、離乳食期にはまだ早いのでしらすを使用しましょう。
しらすを使ったおすすめの離乳食中期レシピをご紹介します!
【1】離乳食中期後期 簡単 ほうれん草の白和え
豆腐も使った栄養バランスのよい一品
しらすと相性の良いほうれん草と、気軽に栄養のとれる豆腐を組み合わせたレシピです。ほとんど手間いらずで、しかも栄養バランスが良いので、忙しいママにもぴったりですよ。
1.ほうれん草は柔らかくゆでて月齢に応じて刻む。
2.しらすは下処理をする。
3.ほうれん草、しらす、豆腐を和風だしと混ぜて完成。
ほうれん草もしらすも冷凍保存が可能なので、ストックしておけばすぐに豆腐と混ぜられて、忙しい時やちょっと楽したい時にもすぐにできちゃいます。ほうれん草が苦手な赤ちゃんでも、豆腐と一緒にすることで食べやすくなりますよ。
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【2】赤ちゃん大好き!納豆うどん(離乳食中期)
赤ちゃんに人気の納豆とうどんを一緒に!
納豆はつるんと食べられてしまうからか、好んで食べる赤ちゃんも多いようです。そんな納豆を使った、彩りも良く栄養たっぷりのレシピです。
炭水化物も入っているので、お粥ばかりで飽きてしまった赤ちゃんにもぴったりです。これだけで1回の食事に必要な量と栄養を取れてしまうので、用意が楽でママにもうれしいですね。
1.うどんは食べやすいように短く切り、ゆでて柔らかくする。
2.にんじん、ほうれん草はゆでて細かく刻む。
3.納豆はお湯をかけてぬめりを取って刻む。
4.しらすは塩抜きをして刻む。
5.耐熱容器に材料とだしを入れて、レンジで加熱すれば完成。
工程がたくさんあるように見えますが、すべてゆでて刻むだけなので簡単です。彩りもきれいなので、赤ちゃんも喜んでくれますよ。
うどん以外の材料は、ご飯やそうめんなどと一緒においしく食べられる便利な組み合わせなので、まとめて作って冷凍保存しておくのもいいですね。
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【3】簡単離乳食中期~しらすの炊き込みご飯
炊飯器におまかせ!野菜のアレンジは自由
普通のお粥は食べる機会が多いので、赤ちゃんも飽きてしまいやすいですよね。毎日いくら工夫しても、お粥を食べない、なんてお悩みのママも多いのではないでしょうか。そんなお子さんにもおすすめなのがこのレシピです。
1.しらすはゆでて塩抜きしておく。
2.入れたい野菜(玉ねぎ、にんじんなど)としらすを、お子さんの成長に合わせた大きさに刻む。
3.お米をといで、お子さんの好みの柔らかさのお粥になるように水を入れ、野菜、しらす、調味料を加えて炊飯器をセットすれば完成。
レシピにはしょうゆ、みりんなどを入れていますが、離乳食中期の時期なので、まだ味付けは必要ありません。
野菜はゆでなくても、お粥と一緒に炊けば柔らかくなるので手間がかかりません。野菜やしらすを他のものに変えるなど、アレンジがきくので重宝すること間違いなしです。
このレシピだけでも色々な栄養を取ることができるので便利です。これなら完食してくれた!というママの喜びの声も上がっているので、ぜひ試してみてください。
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【4】離乳食*中期~しらすとわかめの海鮮粥
具だくさんなので少量でも栄養たっぷり
ミネラルたっぷりのわかめとしらすを組み合わせれば、それだけで栄養バランスの良い一品となります。お粥や野菜を混ぜれば、りっぱな一食分の食事になりますよ。
1.しらすは塩抜きして刻む。
2.わかめは水で戻して刻む。
3.野菜は柔らかく煮る。この時、わかめも一緒に煮ると、わかめがさらに柔らかくなる。
4.野菜を食べやすく切る。
5.おかゆにしらす、わかめ、野菜を混ぜる。
野菜は月齢に合っているものなら何でもOK。色の鮮やかな野菜を使えば、わかめの緑に映えて彩りもきれいになりますよ。
野菜を煮る時点でご飯を加えると、野菜の旨みがしみこんでおいしいお粥になるという技もあります。いろいろとアレンジができるので、試してみてくださいね。
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【5】離乳食★じゃがいもと納豆のおやき
手づかみ食べのしやすいおやき
つぶしたじゃがいもにしらすなどを混ぜて作る、簡単で食べごたえもあるメニューです。
1.じゃがいもは電子レンジで加熱し、潰しておく。
2.にんじんは細かく切る。
3.しらすは塩抜きする。
4.ボウルに全ての材料を入れ、粘りが出るまで混ぜる。
5.食べやすい大きさにまとめ、フライパンで両面焼いて完成。
レシピには納豆のたれを使っていますが、離乳食中期の時期にはまだ味付けは必要ありませんので、たれは使わないでください。
じゃがいもは腹もちが良いので、これだけでも主食になりますよ。しらすと納豆でタンパク質も含まれます。
にんじんの他にもいろんな野菜が合いますので、赤ちゃんが苦手な野菜を刻んで入れてみると食べてくれるかもしれませんね。
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【6】離乳食。しらす野菜スープ
アレンジでおかゆやリゾットにも!野菜たっぷりのだし汁がおいしいスープ

少し残っているしらすの塩分を活かした、野菜たっぷりのスープのレシピです。にんじんとたまねぎの甘みがおいしい、栄養のある一品です。
1.塩抜きしたしらす、にんじん、たまねぎ、だし汁を鍋に入れてじっくりと煮込みます。
2.にんじんが柔らかくなったら具をざるにあげて、スープと分けます。
3.具をみじん切りにします。
4.具とスープを混ぜ合わせたら完成です。
月齢に合わせて具の大きさを変えていけば長く使えるレシピです。具材をプラスしたり、おかゆを混ぜてリゾット風にしてもいいですね。
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まとめ
しらすは手に入りやすく、魚まるごとの栄養が取れるので、離乳食の魚料理の定番として使いたい食材です。骨を取り除くなどの手間が不要で、簡単な下処理だけで食べられるので、家事や育児に追われるママにもうれしいですね。
お子さんの成長に必要なカルシウムやDHAが多く含まれているので、赤ちゃんのうちから積極的にあげるといいでしょう。しらすのパワーが、健康で頭の良い子に育つサポートをしてくれそうですね。
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