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妊娠13週っていつ頃のこと?どんな状態?
妊娠4ヶ月、妊娠初期にあたる時期|つわりが落ち着き食欲が…

妊娠13週は妊娠4ヶ月、妊娠初期にあたります。このくらいの時期から体重が徐々に増え始め、おなかも膨らみが出てきます。
今まで、つわりなどの体調の変化はあっても、目に見えた妊娠の実感が湧かなかったママも、この13週目くらいから、お風呂などで自分の姿を目の当たりにしておなかの膨らみが感じられ、妊娠を実感できるのではないでしょうか?
個人差はありますが、この頃になるとつわりも落ち着き、徐々に安定した生活が送れるようになってきます。そのため、食欲が増えて体重管理が大変になってくる時でもあります。
また、おなかの膨らみが出始めることから、今までスムーズにはくことが出来たパンツやスカートがきつくなり、洋服に困るのもこの時期です。徐々にマタニティウェアを探し始めましょう。
おなか周りの布が伸縮するパンツや、ウエストが太めのゴムでできたスカート、ゆったりとしたワンピースなど、今後のマタニティライフを支えてくれる最適な洋服を選んでみましょう。
妊娠13週の母体の状態
妊娠13週の赤ちゃんの状態
身体や器官・胎盤|歯ぐきの中で乳歯が成長、膵臓が活動開始

身体
この頃のおなかの赤ちゃんの大きさは70~80mm、体重20~25gほどに成長し、体と腕のバランスが出生時の状態に近づいてきます。子宮の大きさは小さめのメロンくらいになっています。男の子は亀頭が成長してそれを覆う包皮が形成されてきます。この頃から角度が良ければ胎児の性別が推定されることもあります。
また、赤ちゃんの体と腕の比率が出生時のプロポーションに近づいてきます。一方足はまだ発達中で、短いままです。
器官
口の中の発達が進んで口の骨に筋肉が付き、頬が形成されてきます。歯ぐきの下には乳歯が生え、気管・食道・喉頭も現れます。唾液腺が機能し始め、この週が終了する頃には、赤ちゃんは呼吸、吸い込み、飲み込みなどの動きが出来るようになります。
そのほか内臓部分では、肝臓ができその指示を受けて脾臓が動き始めます。
胎盤
13週では胎盤が完成に向かっています。そのため、より多くの鉄分やタンパク質を吸収し成長していきます。鉄分不足になりがちですので、栄養管理には気を付けましょう。赤ちゃんの動き・胎動|羊水を肺に入れ呼吸の練習、手の動きも活発に
この頃のおなかの赤ちゃんはわずか80mmほどです。胎動を感じるのはまだ難しいでしょう。
もし感じたとしても、腸の動きかもしれません。ですが、赤ちゃんの成長は大変著しく、超音波ではその動きを確認する事が出来ます。
子宮の赤ちゃんは、羊水を肺に入れたり出したりして呼吸の練習を始めます。また、手がさらに発達し、よく動かせるようになり、親指とほかの指を分けて使う事が出来るようになってきます。
注意することは何がある?
コーヒーやお茶などのカフェインは1日1杯を目安に
コーヒーや一部のお茶にはカフェインが多く含まれています。このカフェインには、興奮作用や利尿作用があるため、疲れが取れたように感じます。妊娠前からコーヒーを欠かさずに飲んでいた方は、妊娠中も好んで飲まれる方が多いと思います。
このカフェインは分解に大変時間がかかるため、胎盤を通過してしまい、妊娠中の摂取は赤ちゃんの摂取につながります。
大量のカフェインを摂取すると胎児の発育に大きな影響が出るといわれていますが、その量は1000mg、コーヒー約10杯分相当になります。そのため、1日コーヒー1杯程度ならば影響はないと言われています。
ノンカフェインの飲み物も活用してみましょう
コーヒーなどは嗜好品として多くの方に好まれています。妊娠中のママの中には、断ち切るのがつらい方も多いかと思います。そのことが逆にストレスになってしまい、身体に悪影響を及ぼすのであれば、適度な摂取にとどめて飲むように心がけましょう。
また、最近では食品店やコーヒーショップでノンカフェイン(デカフェ)のコーヒーが多く販売されています。摂取量が心配な方は、それらのコーヒーやお茶と併用して飲むようにしましょう。
赤ちゃんの成長が第一ですが、あまり神経質になってしまっても母体に良くありません。上手に付き合っていきましょう。
あると便利なおすすめアイテム
マタニティウェアや腹帯、妊娠線体対策のクリームなど

おなかが膨らみ始めて、普段の洋服がきつくなってくるのもこの時期。この頃から、体に優しいマタニティウェアを探し始めましょう。
パンツに腹帯のような生地が付いていておなかをすっぽりサポートしてくれるようなものや、ゆったりとして出産後も活用できる、ワンピースやサロペットなどもおすすめです。
また、おなかの膨らみに合わせたマタニティ用の下着や、おなかを守る腹帯や腹巻があると安心です。
この頃から、おなかの膨らみと皮膚の伸びが追いつかずに、おなかにひび割れのような線が入ることがあります。これを「妊娠線」と呼びます。市販のクリームや保湿液、ローションなどでおなかの皮膚をマッサージして皮が伸びやすくなるようにしてあげましょう。
パパはなにをしてあげたらいい?
ママの心と体のサポート役を!腰痛にはマッサージも効果的

今までマタニティブルーのように気持ちが沈むことが多かったママも、この頃からつわりがやっと落ち着きはじめ、気持ちが晴れやかになり活動的になってきます。
せっかく活動的な気持ちになってきたのですから、この時期は率先して気分転換のおでかけをするなど、パパはママと一緒にデートを楽しんで気持ちをリラックスさせてあげましょう。
ただし、過度な運動は禁物です。近所をゆっくりママのペースでお散歩したり、おいしいお食事を食べに出かけたり、つわりの最中にはなかなかできなかったことを、ママのペースでサポートしてあげましょう。
この時期から現れるのが、腰痛や肩こり、肌荒れなど妊娠特有のマイナートラブルです。パパはママが苦しんでいるときはマッサージをしてあげるなど、そっとサポートしてあげましょう。
赤ちゃんを育む大切な時期!不安定なママを支えてあげよう
重労働はパパが率先して行うようにしましょう。週末に近所のスーパーに一緒に買い物に行き、重いものなどを持ってあげるなんてすてきですね。
最後に、よく聞かれるのが、ホルモンバランスの崩れから感情の起伏が激しくなったり、喜怒哀楽が激しくなったりして口論してしまうというお話。
もちろん、まだまだつわりが続いているという妊婦さんも多くいることでしょう。つわりは本当に個人差があり、誰にもこの辛さはわからないもの。
どうにもならない辛さと戦っているママの気持ちを思いやり、負担をかけないようじっくり話を聞いて、できることはなんでも自分でやりましょう!
中には理不尽なこともあるかもしれませんが、おなかの赤ちゃんを育む大切な時期です。パパはそんなママの感情を理解し、良好な関係を築いていけるようサポートしていきましょうね。
妊娠13週(妊娠4ヶ月)の体験談
出血症状があったので安静にして食事はしっかり

気分の落ち込みが和らぎつつもまだまだ不安でいっぱいな時期

食べづわりは落ち着いたものの匂いづわりが…

まとめ
妊娠13週は、体の変化が顕著に出始めて戸惑うことも多い時期です。でもそれは、おなかの赤ちゃんが元気に成長してくれている証拠でもあります。
マタニティライフの3分の1を終えて、徐々に心も体も妊娠に慣れてくる時期とも言われますが、無理をせずに気持ちを穏やかに、この大切な時期を過ごしてくださいね。
(文書作成:はなお)
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