一般社団法人ボディセンス・インスティテュート(代表理事:髙橋由紀、所在地:富山県富山市)は、2026年9月13日(日)、大阪常磐会大学付属いずみがおか幼稚園(大阪府堺市南区)にて「企業主導型両親学級」を開催いたしました。今回のテーマは「歯科からみた授乳姿勢と赤ちゃんの抱き方」。

妊娠・出産を迎えると、抱っこや授乳など毎日のように繰り返す動作が増えていきます。今回は、産前産後の身体を整えるセルフケアや赤ちゃんの抱き方を実践するとともに、歯科衛生士の視点から、授乳姿勢と赤ちゃんのお口の発達・離乳食・虫歯予防について学びました。

また今回は、関西医療大学の看護学部・理学療法学部から2名の学生がボランティアとして参加。赤ちゃんを抱っこしたり、パパのお話を聞いたり、ハイハイ時期の赤ちゃんを見守ったりしながら、妊娠・出産・子育てを迎えるご家族と直接関わる機会となりました。

開催概要
日時:2026年9月13日(日)10:30~12:00
会場:大阪常磐会大学付属いずみがおか幼稚園(大阪府堺市南区三原台3-3-1)
対象:妊娠4ヶ月~10ヶ月の妊婦さんとご家族 / 生後2ヶ月~1歳頃の赤ちゃんと保護者
参加費:無料



参加者の声

抱っこの仕方や離乳食のスタートについて、学びたいと思っていたので、ありがたい機会でした。
(産後3ヶ月・ママ)

歯科について、知らなかった注意点などを知ることができてよかったです。フッ素(フッ化物)については知っていましたが、歯の溝を埋める処置(シーラント)があることは初めて知り、興味深かったです。(妊娠9ヶ月・ママ)

抱っこの仕方、授乳姿勢、離乳食のお話、すべてがとても参考になりました。2人目ですが、新たに知ることも多く、参加してよかったです。今後の開催も楽しみにしています。(産後2ヶ月・ママ)

初めて知れたことがいっぱいだったので、良い機会になりました。(産後7ヶ月・パパ)

抱っこのコツや離乳食、歯の話など、今後のためになる話が聞けて勉強になりました。また機会がありましたら参加したいです。(産後2ヶ月・パパ)

前半:妊娠中・産後の身体を整え、赤ちゃんとの関わりを学ぶ
~産前産後のセルフケアから、赤ちゃんが安心する抱っこまで~

前半は、一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 関西エリアマネージャーで、産前産後マタニティヨガ・ベビーヨガ講師の越路綾子が担当しました。

まずは、妊娠中・産後の身体を整えるセルフケアからスタート。
抱っこや授乳、寝不足などで負担がかかりやすい首や肩まわりをほぐす筋膜リリースや、お尻歩き、ケーゲル体操などを参加者の皆さんと一緒に実践しました。続いて、赤ちゃんの基本の抱き方を人形を使って実際に練習。
赤ちゃんの頭や首を支えること、大人の身体にも負担がかかりにくい姿勢など、抱き上げる時のポイントを確認しました。また、赤ちゃんの身体を丸く保つ「丸く抱く」抱き方も実践。赤ちゃんの身体を支えながら、親子がお互いに安心できる抱っこについて体験しました。

講師:越路 綾子
一般社団法人ボディセンス・インスティテュート 理事 / 関西エリアマネージャー
骨盤調整ヨガ・ベビーヨガ・産前産後マタニティヨガ講師 / 抱っこマイスター
自身の子育てをきっかけにベビーヨガと出会い、抱っこや親子の関わり方を学んだ経験から、産前産後の身体のケアや赤ちゃんとの触れ合いについて伝えている。



後半:歯科からみた授乳姿勢と赤ちゃんの抱き方
~抱っこや授乳は、赤ちゃんの発達につながる大切な関わり~

後半は、歯科衛生士・ヨガインストラクター・ベビーヨガ講師の吉田千亜希さんによる講義を行いました。

20年以上、歯科衛生士としてさまざまな患者さんと関わる中で、虫歯や歯周病だけでなく、口の周りの筋肉をうまく使えていない方も多く見てきたという吉田さん。自身の妊娠をきっかけに赤ちゃんの抱き方や授乳姿勢を学んだ経験から、赤ちゃんのお口の発達と毎日の抱っこ・授乳姿勢との関わりについて伝えました。

正しい授乳姿勢のポイント:授乳の際には、まずママ自身が安定した姿勢をとることが大切。足を床につけ、骨盤を立て、左右の坐骨に均等に体重がかかる位置を探します。必要に応じてブランケットや授乳クッションで赤ちゃんの高さを調整し、ママが前かがみになるのではなく赤ちゃんをママの身体に近づけることがポイントです。赤ちゃんの腕を後ろに回さないこと、身体をしっかり支えること、顎が上がりすぎない姿勢をつくることなどを、参加者自身が実際に姿勢を確認しながら学びました。

また、赤ちゃんは「吸う・飲み込む・呼吸する」という働きを同時に行っているため、授乳中は「飲めているか」だけでなく「呼吸ができているか」という視点も大切です。「顎を引く」ことが、赤ちゃんのお口の周りや舌の筋肉を使うことにもつながることなど、授乳姿勢とお口の発達について実践を交えながら学びました。

抱っこ紐の中での姿勢チェック:さらに、抱っこ紐の中での赤ちゃんの姿勢についても確認。首が後ろに倒れていないか、身体が下にぶら下がった状態になっていないか、顎を引いて呼吸できているかなどのポイントを学びました。抱っこや授乳を、単に生活上の動作としてではなく、赤ちゃんの発達につながる大切な関わりとして捉えることを学びました。

離乳食と虫歯予防:講義は離乳食にも広がりました。「何ヶ月になったら始める」という月齢だけで判断するのではなく、赤ちゃん一人ひとりの発達を見ながら進めること。スプーンから一方的に食べ物を入れるのではなく、赤ちゃんが食べ物を見て匂いを感じ、自分から口を動かして取り込んでいくことを大切にするなど、食べる過程そのものが口の発達につながることを学びました。また、乳幼児期の虫歯予防としてフッ素(フッ化物歯面塗布)・シーラント・定期検診などについても紹介。赤ちゃんと暮らす大人自身も口腔環境を整え、家族みんなで歯科検診を受けることの大切さについてもお話しいただきました。

講師:吉田 千亜希
歯科衛生士・ベビーヨガ・産前産後マタニティヨガ・骨盤調整ヨガ・赤ちゃんのやわらか抱き方講座 講師
企業主導型両親学級のスタッフとして産前産後のご家族に寄り添いながら活動。歯科衛生士としての専門知識と自身の妊娠・出産・子育ての経験を生かし、赤ちゃんの発達や抱っこ、親子の身体づくりについて伝えている。



コミュニケーションタイム

参加者同士で悩みや気持ちを共有

講座終了後、参加者の皆さんに、印象に残ったことやこれからの生活に生かしたいことを伺いました。

「抱っこの仕方の中でも、新生児の時期にどこを支えて抱くのかというポイントは知らなかったので、生まれる前に知っておきたかったです。今日学んだことを、第2子の時に生かしたいと思います。」

「ちょうど離乳食を始めるところだったので、離乳食のあげ方やスプーンの動かし方、注意することを聞けてよかったです。」といった声が寄せられました。

また、「歯医者にはどれくらいの月齢から行けばいいですか?」という質問も。

吉田さんからは、
「歯が生え始めたら、歯科検診を受けるのがおすすめです。 歯科医院では、歯科医院でしか塗布できない濃度のフッ素を塗ってもらうことができます。また、最初から何か処置をするというよりも、これから先、歯科医院を嫌がらずに受診できるよう、まずは歯医者さんに慣れていく機会として、気軽に受診してみてください。」とのアドバイスがありました。

学生ボランティアの学び

今回は、関西医療大学の看護学部・理学療法学部から2名の学生がボランティアとして参加しました。会場準備や参加者のサポートに加え、赤ちゃんを実際に抱っこしたり、パパのお話を聞いたり、ハイハイ時期の赤ちゃんを見守ったりと、ご家族と直接関わる時間を過ごしました。

医療職を目指す学生にとって、教室で学ぶ知識だけでなく、妊娠・出産・子育てを迎えるご家族との関わりを通して、子育ての現場を身近に感じる機会となりました。本事業では、次世代を担う学生の学びの場として、引き続き学生ボランティアの受け入れを行っています。



子育てを支える会場と地域のつながり

ゴールドサポーター・会場提供|学校法人常盤会学園 大阪常磐会大学付属いずみがおか幼稚園

堺市南区にあるいずみがおか幼稚園では、「遊びは学び」を大切にし、子どもたちのありのままの姿や「好き」を受け止めながら、一人ひとりの育ちを支えています。

当日は、高田昌代園長からもご挨拶をいただきました。子どもが安心できる環境を土台に、失敗も含めたさまざまな経験を通して自ら育っていくことを大切にされている園の取り組みをお話しいただきました。また、離乳食についても、単に「食べさせる」のではなく、子ども自身が「食べたい」と思う気持ちや食べる中で感じることを大切にしていることをご紹介。「子育ては一人でするものではない。困ったときには周囲を頼ってほしい」という温かなメッセージを参加者の皆さんへ届けてくださいました。

園が大切にされている「ありのままを認める」という姿勢は、今回の両親学級でお伝えした、一人ひとりの赤ちゃんの発達やその時々の状態を見ながら関わることにもつながっています。専門家から知識を学ぶだけでなく、赤ちゃんとの関わりを実際に体験し、同じ地域で子育てをするご家族や学生、地域の施設ともつながる。そんな「ひとりで抱えなくていい」場を、これからも地域の皆さまと一緒につくっていきたいと思います。

ゴールドサポーター|生活協同組合コープ自然派おおさか

国産オーガニック(有機)野菜を中心に、食品添加物をできる限り使用しない安心・安全な食品を届ける生活協同組合です。今回も講座開始前にブースを設けていただき、参加者の皆さんにジュースの試飲をご提供くださいました。妊娠・出産・子育てを迎えるご家族が、食や暮らしについて考えるきっかけにもなる温かなサポートをいただきました。





配信元企業:一般社団法人ボディセンス・インスティテュート
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