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【赤ちゃんにおすすめの絵本(1)】おつきさまこんばんは (福音館 林明子/著)
おつきさまの様々な表情が人気です

福音館書店の林明子さん作の絵本です。おつきさまがにっこりしたり、泣きべそをかいたり、裏表紙ではおつきさまが「あっかんべー」をします。
おつきさまが出たり隠れたり、おつきさまの様々な表情の変化につられて赤ちゃんの表情もにっこりしたり、泣き顔をしたり、あっかんべーをしたり、どんどんいろんな表情を覚えて変わっていきます。
赤ちゃんの反応が見られるかわいい1冊です。
読み聞かせポイント
同じ言葉の繰り返しなので覚えやすい内容です。
「こんばんは」と夜のあいさつの練習にもなるので、絵本を読みながら「こんばんは」と言いながら頭を下げておじきをしてみせたりすると、最初はみてみるだけだった赤ちゃんも徐々に真似をして「こんばんは」の声で頭を下げたりするようになってきます。
外に出た時には月を見ながらお話ししてみてもいいかもしれません。
【赤ちゃんにおすすめの絵本(2)】じゃあじゃあびりびり (偕成社 まついのりこ/著)
言葉自体がもつ響きやリズムを楽しみます

偕成社のまついのりこさん作の絵本です。
赤ちゃんは言葉自体のもつ響きやリズムを楽しむ耳を持っています。赤ちゃんの興味を存分に満たし、物の名前とその形とを結びつけてくれる1冊です。
赤ちゃんがもちやすいサイズで紙が分厚いので、赤ちゃんが口にいれたり、なめてしまってもなかなか破れず、耐久性のある丈夫な絵本です。
持ち運びにも便利なおすすめ絵本です。
読み聞かせポイント
自動車は「ぶーぶーぶーぶー」、いぬは「わんわんわんわん」、水は「じゃあじゃあじゃあ」など、音で聞く絵本なので、最初は見ているだけだった赤ちゃんも、次第に絵本がなくても車を見ると「ぶーぶー」犬を見ると「わんわん」などと言葉を覚えてくるようになります。
読み聞かせる時には指を指して何かわかるようにゆっくり読みましょう。そして絵本がなくても車や犬を見たら大人が音で「ぶーぶーだね」などと教えてあげるのもいいですね。
【赤ちゃんにおすすめの絵本(3)】あかちゃんのためのかたちの絵本 (あすなろ書房 桑原 伸之/著)
まる、さんかく、しかくなど様々な形がでてきます

あすなろ書房の桑原伸之さん作の絵本です。
まる、さんかく、しかく、ぐにゃぐにゃなど、形をテーマにした楽しい絵本です。この絵本は物語ではないので、読む側が工夫して読むことでお話も様々な内容に変わります。
最初は赤ちゃんが色々な形を見て楽しみますが、成長するにつれて赤ちゃんが形をみて形を組み合わせて色々な形をみつけていく想像力を身につけていきます。
簡単なテキストと大きなイラスト、はっきりした色使いがおすすめの絵本です。
絵本の読み聞かせポイント
丸が水の上でちゃぷちゃぷ浮かんだり、四角が木の上でがさがさしたり。
「何にみえる?」「何してる?」などと語りかけながら一緒に考えてみましょう。何に見えるかには答えはありません。色々な形を探してみてください。
わかりやすいまる、さんかく、しかくの形を繰り返し見ていくうちに簡単な形を覚えることができます。繰り返し口に出して読んでみましょう。
まとめ
以上3冊が、筆者のおすすめする初めての絵本です。
絵本の読み聞かせには特に決まったルールや方法はありません。赤ちゃんを抱っこしたり、膝に乗せたり、添い寝をしながらなど毎日の暮らしの中で自由に読んであげましょう。
赤ちゃんに愛情をもって読んであげることが大切なので、優しい声でゆっくり読んであげましょう。
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